目立ちにくい矯正
リンガル矯正(歯の裏側からの矯正)も、さほど期間は変わりません
目立ちにくい矯正として人気のリンガル矯正(歯の裏側からの矯正)は、表側からの矯正に比べると治療期間が長くかかるイメージを持たれる方はいらっしゃると思います。
確かに治療期間が長くなる傾向はありますが、当院では半年以内の差に抑えられるケースがほとんどです。そのためか、半数以上の方がリンガル矯正を希望されています。
一度リンガル矯正を試していただいて、不都合が多い場合は表側からの矯正に変更することも可能です。ご希望の方はカウンセリングの際にまずご相談ください。
<リンガル矯正のメリット>
- 歯の裏側につけるので目立ちにくい
- 治療中の虫歯になるリスクがやや低い
<リンガル矯正の注意点>
- 表からの矯正に比べると、喋ったり食べることがやや大変
- 表からの矯正よりも時間と料金がかかる傾向にある
矯正の痛みは、弱い力を使って歯を動かすことで軽減できます。痛みが気になって矯正を諦めていた方も、ぜひ一度ご来院ください。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用
- 治療開始当初は矯正装置による不快感、痛み等を生じることが多いですが数日から1~2週間で慣れる方が多いです。
- 歯の動き方には個人差があるため、想定した治療期間より長くなることもあります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正歯科治療には患者様の努力・協力が必要不可欠です。それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置の装着により歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まるため、丁寧なブラッシングや、定期的なメンテナンスが重要になります。また、歯が動くと見えなかったむし歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことで歯根が吸収して短くなることがあります。また、成人の方の場合、歯の移動により歯ぐきが引っ張られ下がったようになることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着し、歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受け、神経が死ぬことがあります。
- 治療中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯を削ることで歯の形を修正したり、噛み合わせの微調整を行う可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。ほとんどの場合、問題ありません。
- 装置を外す際、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、被せ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置を外した後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置を外した後、治療により変化した噛み合わせに合わせて被せ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
- 顎の成長発育により噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずの萌出などの影響で凸凹が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病等により歯を支えている骨が痩せると噛み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる場合があります。
- 前歯を後退させた治療後に、ほうれい線が深くなったり、口唇周囲の皺が目立つようになる可能性があります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
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